２−１ 三種類の"鍵"
（１）"秘密鍵"
"秘密鍵"とは、自分専用のキーのことです。このキーを使って暗号を解きます。そのため、この"秘密鍵"は誰にも渡さず、自分で管理してください。このキーがないと、暗号化されたファイルを復号化することはできません。
"秘密鍵"の拡張子は『〜.vpri』となります。
（２）"公開鍵"
"公開鍵"とは、暗号のやりとりをする相手に渡す錠前のことで、まだ鍵をかけられない錠前です。 "秘密鍵"とは逆に、暗号のやりとりをする相手に送ることが必要です。"公開鍵"を受け取った相手は、その人の"秘密鍵"で開くように加工します。その作業を"認証"と呼び、はじめて使える(暗号化ができる)錠前となります。
"公開鍵"の拡張子は『〜.vpub』です。
（３）"認証済み公開鍵"(認証鍵)
"認証済み公開鍵"(認証鍵)とは、ファイルを暗号化するための錠前のことです。この"認証済み公開鍵"を作るためには、自分の"秘密鍵"と相手の"公開鍵"(相手から送られてきた暗号化ファイルを復号化する場合)、もしくは自分の"公開鍵"と相手の"秘密鍵"(暗号化したファイルを相手に送り、相手がそれを復号化する場合)のいずれかのペアが必要です。
"認証鍵"の拡張子は"公開鍵"と同じく『〜.vpub』となりますが、鍵のファイル名そのものは、『〜))〜-auth.vpub』となります。
